2012年06月25日
☆スマートファクトリー イベント情報☆
6月14日(木)、スマートファクトリーショールームにて、
6月度のイベントを開催致しました。
今回は『コンプレッサーの省エネ運転』をテーマにスグに実践できる具体的な方法等をご紹介していきました。
今回のイベントでは、10社 15名の方にお越し頂きました。
御来場頂きました皆様、誠にありがとうございました。
さて、次回のイベント開催は8月となります。
弊社ショールームも8月で2周年を迎えます。
8月のイベントでは、皆様への感謝の気持ちを込めまして、
豪華景品の抽選会など、数々の企画を現在計画中です。
詳しい内容につきましては、次回のメールマガジン等にてご案内致します。
どうぞお楽しみに。
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2012年06月25日
第3回目となる今回は、「ストール現象」についてご紹介していきます。
皆様方の工場において、空調設備で蒸気式の熱交換器を使用して、工場内の温度管理をしている場所は無いでしょうか?
また、生産設備においても蒸気の比例式調整弁を使用していませんか?
最近では、温度制御もシビアなものが求められています。
それに伴い従来のON-OFF制御から、温調計と温度センサーを使用した比例制御を用いているところが多くなっています。
このシビアな温度管理を行うために用いられる比例制御が、ON-OFF制御時では発生しなかった「ストール現象」の様な新たなトラブルを引き起こす事があります。
そして、その代表的な例が、先回でも少しご紹介しました「比例制御している空調用の熱交換器が定期的に破損してしまう」という事例なのです。
まず、この現象を理解する上で押さえておくべきポイントが2つあります。
1. 蒸気の急速冷却によるハンマー発生原理
2. 送気圧力とトラップのドレン排出能力の関係
1番目のポイントに関しては、第2回にてご紹介しておりますので説明は割愛させていただきます。
(参照:第2回 http://www.hic-news.com/admin/pre/blog.php/v/9/ )
今回は2番目のポイントとなる送気圧力トラップ排水量の関係を簡単にですが説明致します。
スチームトラップは圧力差があって、初めて流れる様、設計されています。
そのため、排出能力は同じトラップでも入口と出口の圧力差が大きい程高くなるのです。
逆に、圧力差が0またはマイナスになると、いくら排出能力の高いトラップでも排出不良となります。
(クリックにて拡大)
ポイントとなる2つの点を抑えて頂いた上で、本題の「ストール現象」とは何かを解説していきたいと思います。
工場空調の一部を加温するために蒸気式熱交換器をダクトの間に入れて空調していたとします。
熱交換器に入る手前に比例式の蒸気制御弁があり、蒸気出口には温調トラップがついていました。
最初は部屋が冷えているので制御弁は全開状態です。トラップも順調にドレンを排出していきます。
次第に部屋の温度も上がり設定温度に近づくに連れて比例制御弁も少しずつ閉まっていきます。それに伴い熱交換器内の圧力も下がっていき、やがて0になります。従って蒸気ドレンも徐々に出にくくなり蒸気ドレンが熱交換器内に溜まって排出できない状態になります。
これが「ストール現象」です。
(クリックにて拡大)
このような状態になってしまうと熱交換器内の管路が冷やされ、また熱交換器自身も本来の能力を発揮できなくなってしまいます。
そうなると、部屋の温度も下がっていきますので、再加温しようと比例制御弁が解放されて熱交換器内に蒸気の送気が開始されます。
この時、冷えたドレンの中に蒸気が入る形となり、ウォーターハンマーが発生します。
また、熱交換器内に常にドレンが滞留している形となりますので腐食の原因にもつながります。この繰り返しが熱交換器の寿命を著しく短くしていくのです。
ストール現象の弊害をまとめてみます。
1. 熱交換器内にドレンの滞留による腐食・劣化
2. 熱交換器内ウォーターハンマーによる破損
3. 熱交換器内ドレン滞留による能力低下
ストール現象を防ぐ方法として3つ挙げられます。
1. パワートラップや真空ポンプで強制的にドレンを排出する。
→これはウォーターハンマー及び腐食防止のためです。
2. 熱交換器とトラップとの落差を300mm以上とる。
→これは落差を設けることにより差圧ができてドレンが
抜けやすくなるためです。
3. スチームトラップはフロート式を選定する。
→これはトラップの中でも1番差圧が少なくても作動するためです。
どうでしたか。「ストール現象」というものは他にも設計当初では問題がなくても稼働状況の変化によって起こる場合や、トラップの二次側に背圧がかかる場合など様々な状況で発生する可能性があります。このような現象でお困りでしたら、是非お気軽にご相談ください。
最後に、弊社ショールーム「スマートファクトリー」にて、お客様にもっと深く知っていただけるように、実演機を作って再現できるかを試してみました。
こういったトラブルというものは条件が揃わないと中々うまく再現することができません。
私達も色々なトラブルを再現させようと実験していますが、逆にトラブルを起こそうと思ってもうまくいかないことの方が多いのです。
そのことからも実際にトラブルが起きた時も原因を追究することはかなり難しいことが分かります。トラブルの原因というものはたいてい複数の要因が重なって起こることがほとんどだからです。
尚、弊社省ルームにて今回ご紹介したストール現象の再現をはじめとする、色々な実験を体験することができます。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
2回にわたって、ドレンの滞留によるトラブルについてご紹介してきましたが、次回、本シリーズ最後のテーマは、トラップが原因で起こるもう一つの要因である「蒸気漏れで引き起こすトラブル」に焦点をあてて、生産現場の改善を考えていきたいと思います。
次回をお楽しみに。
この記事に関してご意見・ご質問等ございましたら、GKC担当:永井までお気軽にお問合せください。
2012年06月25日
◇ ある日の社内にて 〜仕事終わり編〜 ◇
これはある日の仕事終わり、社内にて。今年の新入社員3名。
今年新しく入った3人は、全員同じ大学の同じ野球部の仲間たち。
久々に終わる時間が重なったこの日は、3人そろって屋外でキャッチボール。
お昼休憩には先輩社員とのキャッチボールも多々。
もともと野球好きが多い豊安工業ですが
今年に入って社内でこういった光景を見かけることも増えました。(^^)
“バンッ!!”
元ピッチャーの大倉くん(下写真、右側)は、かなりいい音を響かせていました。
南くん(同、中央)は小柄ながらも、実は腹筋がムキムキの細マッチョ。
阿部くん(同、左側)は、・・・来月の健康診断に向けて頑張って!
昨年は夏に、業者さんとの野球大会を行いましたが、
どうやら今年も行うとの事。
新戦力に期待です!
・・・そのためにも仕事でバリバリ動いて、
夏に向けて体力つけないとですね p(^^)q ファイト
◇ ある日の社内にて 〜自然の力編〜 ◇
6月19日 夕刻
台風4号襲来
豪雨の音色に、一時社内は閑散とした雰囲気に包まれました。
・・・ぽつん。
・・・ぽつん。
・・・・・・・・・ボタボタボタボタボタ。
突如社内に降り注ぐ雨(?)
雨漏りです
バケツを探して走る若手社員。
なんとか事なきを得ましたが、果たして明日までもつのかな?
当社は台風に耐えられる構造になっていないんでしょうか。
それとも老きゅ・・・なんでもありません。
やっぱり、自然の力は怖いですね。
HIC豊安工業株式会社のブログです。