2014年03月25日
☆仕事の後は・・・☆
豊安工業では、毎月新入社員と若手社員を集めて、仕事後
常務 名倉さんを先生とする勉強会、その名も“名倉塾”が開催されています。
そんな名倉塾、今年も無事に修了し、先日修了式が行われました。
ここで少し名倉塾のご説明。。。
具体的に何をやっているのかといいますと、
会社の理念を学んだり、先輩社員の体験談を聞く回があったり、ペン習字の練習をしたり・・・
などなど内容は様々。
畳の部屋で正座をしながら、みな前を向いて先生の話を聞きます。
何年ぶりかの正座にみんな足がプルプルいいながらも、
生徒参加型で時には笑顔で時には真剣に塾は進みます。
豊安工業の経営理念はとても濃く長いです。(当社にお越しの際は、受付左手外の理念ボードでご覧いただけます(^^)
1つ1つの意味を考えながら、そして他人の意見を聞きながら、
迷った時の行動指針となる理念を1から頭に刻んでいきます。
↑ こちらは先輩社員の話の回より
・・・とはいうものの、夜7時8時ともなるとお腹がすきます(⁻▽⁻)
名倉塾では、ごはんまでが塾の時間。
社長をはじめとする女性社員によるおいしいご飯の時間も
生徒たちの楽しみの1つです。
食べ盛りの若手社員の胃袋を満足させるべく、
毎回工夫をこらした特盛のメニューが並びます。
頑張った後のご褒美です(*^^*)♪
そしてそして、
1年間を区切りとして、毎年この時期修了式が行われます。
修了スピーチ、修了証の授与、みな正装で参加します。
今年も1年お疲れ様でした。
4月からメンバーも一新し、また新たに名倉塾第4期生がスタートします。
さて早いものでもうすぐ4月。
気分も新たにがんばるぞー!!
2014年03月25日
みなさんこんにちは。
今回からテーマが変わりまして、“エアー設備の圧力損失”について考えるとなります。
第1回目の話題はメイン配管の圧力損失について考えてみます。
コンプレッサーの省エネ手法で今では“吐出圧力の低圧化”は代表的な手法です。
しかしながら、この吐出圧力を低圧化されているコンプレッサーはまだまだ少ないのが現状と思われています。何故なんでしょうか・・・・??
一番の理由は「吐出圧力を下げると機器が異常停止してしまう」という理由からだと思われます。
全くその通りで、流体の特徴として配管内を流れる流体は必ず圧力損失を発生させるという大前提があります。よって省エネのためにコンプレッサーの吐出圧力を低下させて、その圧力損失によって機器が異常停止してしまったら全く意味がなくなってしまうのです。
弊社にて圧力測定を行ったあるラインの圧力推移が以下のようになります。
明らかにメイン配管の口径が小さいため、コンプレッサー吐出とそれぞれの末端が使用流量に伴い圧力損失(圧力差)が非常に大きくなっているのがわかります。この状態で吐出圧力を低下させてしまったら、間違いなく機器は異常停止してしまいます。このような場合は適正なメイン配管への増径とともに吐出圧力の低圧化をご提案致します。
余談ではありますが仮にこのような状況で使用していて設備が間違なく稼働しているのであれば、極端なことですが圧力損失を改善すれば吐出圧力350kpaでも問題なく(実際には無理です)省エネ効果も現状から約21%出すことが可能となります。
我々が工場でよく見かける配管サイズは特にコンプレッサーが1台のみの設置の場合、コンプレッサーの吐出配管口径と同じ配管口径で工場内に配管を敷設している場合をよく見かけます。
エアー配管は機器から末端までの配管が結構長くなります。
例えば37kwのコンプレッサーでこのような場合、末端でどのくらい圧力損失があるかを机上ですが計算してみました。
もちろんこの時の配管長は直管のみの長さです。
実際は曲がりやバルブ等のさらに損失となる機器が多いのでそれらを換算するとかなりの配管長となります。省エネの目安として、“100mあたりの圧力損失を10Kpa以内に抑える”と言われていますが、機器吐出口径と同口径で配管を敷設する場合は距離を非常に短くしないと圧力損失が大きくなってしまいます。弊社が“配管吐出口径を機器の1~2ランク上の配管口径を選定してください”とご提案させていただくのはこの為だからです。
いかがでしたか。コンプレッサー省エネのための手法の1つ吐出圧力の低圧化を行うために必要な検討事項の1番目として、メイン配管の圧力損失についてお話ししました。ぜひ、今一度皆様のコンプレッサー能力とメイン配管の口径をご確認ください。
次回は機器周辺でよく見かけるものにスポットをあててお話したいと思います。
HIC豊安工業株式会社のブログです。