2014年05月25日

シリーズ第9回 エアー設備の圧力損失について考える(3)

みなさんこんにちは。
「エアー設備の圧力損失について考える」の最終回です。
今回は当社に対して質問の多い、エアー供給に関しての“配管接続”と“ホース接続”のどちらが良いか?を圧力損失の観点からみていきたいと思います。

結論から先に申し上げますと、当社ではこの問い合わせに関しては“どちらもOKです”とお答えしていますが、豊安工業は配管施工を主の仕事としていますので、できれば配管施工を優先的に検討して頂けると嬉しいです。

さて、今回もスマートファクトリーショールームでの実験装置を使用して圧力損失を測定してみました。


今回の比較は機器周辺へのエアー供給という設定にしましたので、機器周辺の接続方法にてよく用いられる配管サイズとホースを比較しました。 
また内径10φ及び12Φが一般的なのは前回のテーマで紹介したカプラーを使用する際、カプラーに接続できるホース径がこのサイズが多いという理由から3種類で比較実験を行いました。

今回の比較は機器周辺へのエアー供給という設定にしましたので、機器周辺の接続方法にてよく用いられる配管サイズとホースを比較しました。
また内径10φ及び12Φが一般的なのは前回のテーマで紹介したカプラーを使用する際、カプラーに接続できるホース径がこのサイズが多いという理由から3種類で比較実験を行いました。


実験結果の数値から判断すると配管施工の方が損失が低いのが歴然です。 
しかしながら、これはあくまでよく使用されているサイズでの比較となるからです。 
ここで1つ注意するのが実は、内径が一緒であった場合の摩擦損失はホースの方が低いということです。機器接続はカプラーを使用して行うケースが多いですが、カプラー接続を限定しない、例えばホースニップルなどでの接続であれば損失が少なく低コストで施工ができる場合があるという事です。冒頭で配管施工、ホース施工どちらもOKと言ったのはこういう事です。 
 
配管施工、ホース施工どちらにもメリット、デメリットが存在します。また、圧力損失は流量によっても大きく影響を受けます。ぜひこのような選定でお困りになりましたら、弊社担当者にご相談ください。 
 
コンプレッサーの最終的な省エネは吐出圧力の低圧化だと考えています。低圧化を行うためには今回のテーマのような場所での圧力損失が存在します。ぜひできるところから順番に対策を施して吐出圧力の低圧化に繋げて頂ければと思います。

実験結果の数値から判断すると配管施工の方が損失が低いのが歴然です。
しかしながら、これはあくまでよく使用されているサイズでの比較となるからです。
ここで1つ注意するのが実は、内径が一緒であった場合の摩擦損失はホースの方が低いということです。機器接続はカプラーを使用して行うケースが多いですが、カプラー接続を限定しない、例えばホースニップルなどでの接続であれば損失が少なく低コストで施工ができる場合があるという事です。冒頭で配管施工、ホース施工どちらもOKと言ったのはこういう事です。

配管施工、ホース施工どちらにもメリット、デメリットが存在します。また、圧力損失は流量によっても大きく影響を受けます。ぜひこのような選定でお困りになりましたら、弊社担当者にご相談ください。

コンプレッサーの最終的な省エネは吐出圧力の低圧化だと考えています。低圧化を行うためには今回のテーマのような場所での圧力損失が存在します。ぜひできるところから順番に対策を施して吐出圧力の低圧化に繋げて頂ければと思います。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

この技術コーナーの実測、検証の場としても使用している弊社のスマートファクトリーショールームは来る8月に4周年を迎え、今年も周年感謝祭を行う計画を進めております。詳細は決定次第、順次ご案内させていただく予定ですが、
つきましては、来月のこの技術コーナーにおきましても4周年祭で使用する展示品を順番にご紹介したいと思っております。次回もお楽しみに。




HIC豊安工業株式会社のブログです。

HIC豊安工業株式会社のブログです。


投稿者

メルマガ委員会


サイト内検索

カレンダー
«   2024年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリ

最新の日記

月別の日記一覧

投稿者一覧

  • RSS
  • RSSとは


タグ一覧



▲このページのトップへ

Copyright(C) HIC HOUAN KOGYO All Rights Reserved.